自治体や市区町村のソーシャルメディア化

Posted: 2月 25th, 2010 | Author: sinpost2 | Filed under: コラム | Tags: | 1 Comment »

かなり、久しぶりの投稿になります。
デジハリ田舎実験室の広瀬眞之介です。
思う事があり、パソコンをたたいている次第です。

今、ソーシャルメディアについての様々な意見が、
ブログを通じて飛び交っています。

その中で、「クリエイティブ・ビジネス論」の境治さんが
次のように述べています。

そんな状況の中、ぼくらはiPhoneを手にしてTwitterで”ひとびと”とつながった。そして『ネットがあれば履歴書はいらない』から”セルフブランディング”という啓示を受けた。
“セルフブランディング”は決して、フリーランスになろう独立しよう、と言っているわけではない。これからは、会社にいてもセルフブランディングした方がいいよ、ネットの中での”じぶん”を確立していった方がいいよ、と説いている。会社員も、会社員である前に”ナニノナニガシ”さんなのだから、と、言っている。

ぼくたちはもはや、会社員である前に、個人なのだ。

また、IT記者の「Techwave」湯川鶴章さんもコンテンツ産業について
次のように述べています。

コンテンツをデジタル化するだけではだめなのだ。メディア事業の本質自体をインターネットという新しい環境に合わせて進化させなければならないのだ。

メディア事業の本質は、昔も今もコミュニティ運営である。コンテンツを読みたくて人が集まってくる。情報の周りにコミュニティができるのである。そしてそこにコミュニティがあるので、さらに情報が集まってくる。この正のスパイラルがメディア事業の本質なのだ。

私はお二方の考えに賛同します。
これは水が上から下に落ちるように止められない流れだと考えております。

ここから、これは企業やコンテンツ産業だけでなく、
自治体や市区町村にもあてはまるのではないかと 思います。

具体的に二つの変化が起こるだろうと思います。

1つ目は自治体の情報受発信
2つ目は自治体職員の情報受発信

例えば、自治体主催のイベントの場合

自治体が発表したイベントの告知をチラシや自前のサイトだけでなく、
ブロガーや住民にブログを書いてもらったり、twitter でつぶやいてもらう。

イベント参加後についても感想や意見を述べてもらう。
そうする事で、今後の参加者を増やす。
また、フィードバックをもらって次に活かす。

といったことが行われていくだろうと思います。

自治体職員の情報受発信については、

違う地域の職員同士のつながりや、
NPO関係者・大学関係者とのつながりを構築して、
様々なコラボ-レーションが行われる。

職員がより適したところに引き抜かれる。

住民との中長期的な信頼関係を築ける。

ということが起こりえるだろうと思います。

一言でまとめると
「自治体やその職員のソーシャルメディア化」です。

間違いなく、時間がかかると思います。

でも、私はデジハリ田舎実験室でそのためのお手伝いを
少しずつしていきたいと考えております。

ご興味のある自治体や、NPO、その職員の方
いらっしゃいましたら、いつでもご連絡下さい。

サイトの構築だけでなく、ソーシャルメディアの教育事業なども企画中ですが、
相談だけでも構いません。お気軽にどうぞ。

お問い合わせお待ちしております。


田舎実験室の勉強会では、うまいものが出る。

Posted: 12月 23rd, 2009 | Author: nabe | Filed under: コラム | No Comments »

以下の1月16日の勉強会が、おかげさまで既に多数のお申し込みをいただいております!

「実践者が表も裏も語る。農村体験型旅行の全て」
 ~少人数体験型旅行を8年間100回やってみて~
  http://www.inaka-labo.com/?p=224

8年間、100回という実績を持つ講師の貴山さんのお話もほんとうに楽しみなのですが、
それと同様に楽しみなのが、どんな食べ物が出るか、です。

Creative commons. Some rights reserved by yomi955

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というのも、田舎実験室の勉強会は、
田舎の持つ「おいしさ」という素晴らしいところを
都会でちょっとでも体験するために、おにぎりやらリンゴやら、
故郷のおいしいものをコアメンバーが持ち寄って開催しているんです。

しかも今回の1月の勉強会は、年末年始の帰省明け。

今から、どんなおいしいものが食べられるか、楽しみです。


新しい時代を創るものは、常にその時代の辺境から現れる。

Posted: 12月 14th, 2009 | Author: nabe | Filed under: コラム | コメントは受け付けていません。

自主ゼミ「デジハリ田舎実験室」の運営メンバーのひとり、渡邉と申します。

要は、「田舎」と「デジタル系のクリエイター」がうまくつながれば、
田舎は良い人材を、クリエイターは良い環境を得られて、
双方にとって良いのでは、という妄想を抱いているゼミです。
実はこのコンセプトは、大学時代に1年間過ごした、ブラジルで生まれました。


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行った経緯は割愛しますが、
「ブラジルで働きながら学ぶ」というコンセプトの研修制度があり、
その制度を活用して1年滞在しました。

ブラジルは、それまでは私にとって、まさに「辺境」でした。
サッカーとサンバが有名な途上国というイメージだけでした。

ただ、大学時代に自分が研究していたエイズ予防については
途上国でも有数の成果が知られており、
その取り組みを知ることが僕の研修の目的でした。

実際に行ってみて、僕は「辺境」だと思っていたその土地のおもしろさに取り憑かれ、
人生が180度変わってしまいました。

その当時の日本は年間の自殺者が3万人を越えて騒がれていた頃だったのですが、
ブラジルのHIV陽性者たちは、NGO活動を楽しみ、お互いを支えあい、
日本の健康な人たちよりも、よっぽど幸せそうに暮らしていました。

日本で、五体満足のサラリーマンが死にそうな顔で働いている一方で、
地球の反対側ではエイズに罹った人が楽しそうに生きている。

日本には、何か欠けているものがあるのではないか。

そして、それは日本が「辺境」として扱っている場所にこそあるのではないか。

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そんな思いを抱いて帰国しました。
いやあ、本当にいい国だった。

そんなわけで僕は、7年経った今も、
新しい価値観は「辺境」から現れるという考え方を信じています。

ちなみに、7年間でもう一つ変わらなかったのは、
年間自殺者数が3万人、という数字でした。

非常にざっくりと言えば、僕は
日本がこの時代を抜け出すためのヒントは、
今までの日本で「辺境」とされてきた田舎や、
(かつての)ブラジルのような途上国にこそあると思うのです。

日本全国の田舎や、これまで日本人があまり住まなかったような途上国に
発信力のあるクリエイティブな人材がもっともっと多く住み着いて、
今までにないような価値観を発信し、新しい時代をつくる。

多くのクリエイターにとって、移住のネックになっているのは、
「地方にクリエイティブの仕事がない(と思われている)」という課題です。

それを、先人に学んだり、仕事を得るきっかけを提供したりと、
様々な角度からアプローチして解決していくのが、
僕にとっての「デジハリ田舎実験室」という場所です。